耳鳴りは、
どんな原因で起こるの?
耳鳴りは、様々な原因によって引き起こされます。
まず、耳が音を感じるには、以下のメカニズムが働きます。
- 音の振動が鼓膜を震わせる。
- 中耳が内耳へ、振動を伝達する。
- 内耳が振動を、電気信号に変換する。
- 電気信号が神経を通って、大脳へ伝わる。
- 大脳が電気信号を、音として認識する。
この中で、もっとも耳鳴りの原因になりやすいのは、内耳という部分です。この内耳の中の感音細胞が故障して、電気信号がずっと発信されたままになっている状態を、人は
「耳鳴り」として感じます。この感音細胞が故障する原因は、病気から加齢までさまざまで、はっきりとした原因がわからない場合も多くあります。
また、耳鳴りには多くの場合、難聴が伴います。難聴も耳鳴りと同じように、上記のメカニズムのどこかが障害されて起こるため、耳鳴りと難聴は合併することが多いのです。
けれど、耳鳴りのほうに気を取られて、難聴は自覚が遅れてしまうことが多いようです。